夜の海に立ち…

思いついた事をとりあえず書いてみる。

神の階級を貶めた罪

先週末のUFCのPPV大会「UFC214」でのこと。

3つのタイトルマッチを行うということで、最近のイベントとしては最大級の豪華さではあったが、実際のところはサイボーグ、ジョーンズ、コーミエがそれぞれ理由は違うがイベント直前で欠場した前歴があったから、保険をかけて3つもタイトルマッチを入れることになったのだと思う。

 

で、保険として組み込んだであろうウェルター級のウッドリー対マイアであるが、最低レベルのつまらなさであった。ウッドリーの防衛戦は3回やって3回とも殆ど手数が無い消極的な試合運びだったから擁護のしようがない。

 

かつてUFCウェルター級はヒューズ、ペン、GSP、ジョニヘン、ローラーらが激戦を繰り返した「神の階級」と呼ばれていた激戦区であった。

 

ウッドリーがローラーからKOで王座をもぎ取ったまでは良かったのだが…

 

しかし、そこから先が酷いことに。2度のトンプソン戦はひたすらカウンター待ちで、ポイントゲームに必死なくせに一発もらってダウンするトンプソンの間抜けさが印象的。(1勝1分)

今回のマイア戦はほぼTDを切る作業の繰り返し。組んだ時の打撃などでマイアの目を腫らすも、TD切ったタイミングで攻めたりもせずフィニッシュする気皆無。フルマークに近いポイント差であったにもかかわらず終盤以降ずっとブーイングが鳴りっぱなしなのが現地の観客と視聴者の総意と考えていいはず。

 

MMAはプロレスじゃないんだから勝てば手段は問わないはずだが、それでもプロスポーツ選手として、世界王者として観客に魅せる試合を全くする気がないというのは、あまりにもチケットを買った現地の観客とPPV料金を払った視聴者を侮辱していると思う。自分はDAZNで見てるから金返せとは言わないけど。

 

桜庭和志UFC殿堂入りの壇上で述べた言葉はなんだったのか。ましてUFCウェルター級という「神の階級」の価値を貶めているのだから、余計に許されざる行いである。

 

デイナ・ホワイトがGSPの復帰戦はやっぱビスピンにすると言い出したのも、今回は多少理解できる。

 

ウッドリー本人は自分はGSPの上位バージョンだと上機嫌のようだしファンの事は気にしないらしいから、個人的にはウッドリーの次の防衛戦は相手が誰であろうとPPV大会でなくFight Nightでやるべきだと思う。
PPV料金に見合う試合をしない王者には、相応の舞台を用意すべきではないか。

 

神の階級を貶めた罪に、報いが訪れることを祈っている。