夜の海に立ち…

思いついた事をとりあえず書いてみる。

「響け!ユーフォニアム」謎すぎる主人公の特技

映画「リズと青い鳥」の公開に先駆けて、新しい短編集が発売された原作の吹奏楽小説「響け!ユーフォニアム」。

 

アニメのヒットもあって原作の小説も長いシリーズになり、出版元の宝島社も特設ページを設けるなど気合いが入っている。

 

tkj.jp

 

特設ページには作品情報や短編小説の他にキャラクター紹介のコーナーがあり、キャラクターの理解を深めるのに一役買っている。

 

キャラクター紹介にはイラスト(主要キャラのみ)、担当楽器、学年など基本的な情報から趣味、特技、好き嫌いなど本編で扱われなさそうな情報まで揃っている。

 

そんななか、主人公の黄前久美子のページを見てみると特技の欄に…

 ♪特技

缶に入ったコーンスープを飲むときに、ひと粒も残さず飲むことができる

 

んん? 

なんかマニアックかつ実用性の低い特技だな。しかも小説やアニメでもこの特技が使われたり言及されるシーンは記憶に無い。

 

他もこんな奇妙な特技を持っているのだろうかと調べてみるが、久美子の特技が一番の謎スキルだったりする。

 

例えば、1巻では実質主人公的存在だった高坂麗奈だったら

♪特技

トランペット、ピアノ。ピアノは5歳から始めた

音大への進学に合わせた必須スキルを持っていることや、担当楽器への打ち込み具合がわかる。

 

スピンオフ作品の主人公だった佐々木梓なら

♪特技

トロンボーン、プリクラの落書きのセンスがいい 

 麗奈と同様に担当楽器への打ち込み具合がわかるし、プリクラの落書きから活発で社交的な面が伺えたりする

 

久美子の特技から読み取れそうな事は…

  1. 舌を動かすのが器用っぽい
  2. 家でコーンスープを飲む機会が少ないとすると黄前家は和食派?
  3. 他に特技になる事がな(ゲフンゲフン
  4. 特技はユーフォ!と言わないのは自分のレベルを冷静に客観視できてる、というか自己評価が低いことの表れかも

 

果たして今後のシリーズにこの特技を活かした何かが起きる日はやって来るのだろうか…?

 

サイン会などで武田先生にお話できる機会があったらこの辺の話を聞いてみたかったりする。

王座陥落からのダイレクトリマッチは死亡フラグなのか?

2018/4/8(現地時間だと4/7)、ライト級王者(まだギリギリ剥奪前?)のコナー・マクレガーがバスを襲撃して試合前の選手を怪我させてポリスのお世話になったり、メインイベントであるライト級新王者決定戦でハビブ・ヌルマゴメドフの対戦相手がリアルタイムでコロコロ変わるなど大波乱が起きたUFC223が行われる。

 

UFC223では女子ストロー級絶対王者から陥落したヨアナ・イェンジェイチックと新王者のローズ・ナマユナスのタイトルマッチがダイレクトリマッチ(同一の対戦カードによる即再戦)で行われる。

 

さらに8月のUFC227でTJ・ディラショー対コーディ・ガーブラントのUFCバンタム級タイトルマッチがダイレクトリマッチで行われる事が発表されている。

 

UFCで王者交代からのダイレクトリマッチで印象に残るものは、最近だとアルドがホロウェイに前回と同じようなKO負けを喫したこと、結構前だとアンデウソンが脚ポッキリしたことあたりが思い浮かぶ。ここで…

 

「あれ?UFCでは王座陥落してからダイレクトリマッチで返り咲きをしようとするのは、もしかして死亡フラグなのか?」

 

と思えたので、実際のところ過去の記録はどうなってるのか調べてみた。

 

 

(1)UFC49(2004/8/21):ランディ・クートゥア(○)対ヴィトー・ベウフォート(×)

UFC46(2004/1/31)でクートゥアは1R TKO負けで王座陥落。

UFC49で再戦してクートゥアが3R TKO勝ちでリベンジ成功。王者へ返り咲く。

 

(2)UFC61(2006/7/8):アンドレイ・アルロフスキー(×)対ティム・シルビア(○)

UFC59(2006/4/15)でアルロフスキーはシルビアに1R TKO負けで王座陥落。

UFC61で再戦して5R判定負けで返り討ちという結果になる。

 

(3)UFC118(2010/8/28):BJ・ペン(×)対フランキー・エドガー(○)

UFC112(2010/4/10)でペンは5R判定負けで王座陥落。

UFC118の再戦では再び5R判定負けで返り討ちに。再戦ではジャッジ全員が50-45の判定だったので完敗といえる。

 

(4)UFC150(2012/8/11):フランキー・エドガー(×)対ベンソン・ヘンダーソン(○)

UFC144(2012/2/26)でエドガーは5R判定負けで王座陥落。

UFC150の再戦では再び5R判定負けで返り咲きとならず。1度目はユナニマス(3-0)判定だったが2度目はスプリット(2-1)判定だったので、リベンジまであと少しの惜しい内容であった。

 

(5)UFC168(2013/12/28):アンデウソン・シウバ(×)対クリス・ワイドマン(○)

UFC162(2013/7/6)でアンデウソンは2R KO負けで10度の防衛を果たしていた王座から陥落する。

UFC168の再戦では2Rでアンデウソンが左ローキックを放った時に左脚がワイドマンの膝に当たって骨折し、TKO負けで返り討ちに。左脚が脛の当たりでぐにゃりと曲がる放送事故レベルの衝撃映像をお茶の間へ届けることに。

 

(6)UFC218(2017/12/2):ジョゼ・アルド(×)対マックス・ホロウェイ(○)

UFC212(2017/6/3)の王座統一戦で正規王者であったアルドは暫定王者のホロウェイに3R TKOで敗れ、王座陥落となった。

再戦のUFC218では再び3RでTKO負けとなり返り討ちとなった。アルドは2戦とも3Rにダウンからのパウンドでフィニッシュされているので、負け方まで再現されているかのようであった。

 

 

・まとめ

王座陥落からダイレクトリマッチで王者へ返り咲いたのはクートゥアのみで、このシチュエーションでは6回中5回(約83%)はリベンジ失敗しているのでまあまあ死亡フラグと言っていいのではないかと思う。

 

ヨアナが負けたらガーブラントはダイレクトリマッチを考え直した方がいいかも。

 

 

・2018/4/8追記

UFC223が終わったのでヨアナ・イェンジェイチックの結果を追加。

(7)UFC223(2018/4/7):ヨアナ・イェンジェイチック(×)対ローズ・ナマユナス(○)

UFC217(2017/11/4)でヨアナはナマユナスに1R TKO負けで王座陥落。これがキャリアを通して初黒星。

UFC223の再戦では5Rの激戦の末、判定で敗れ返り咲きならず。

 

これで王座陥落からダイレクトリマッチでリベンジ失敗の確率は7回中6回(約86%)で、なおかつ前王者は6連続で敗れているので、ガーブラントも一戦挟んでからタイトルに挑んだ方がよさそう。

 

・2018/8/6追記

UFC227が終わったので、コーディ・ガーブラントの結果を追加。

(8)UFC227(2018/8/4):コーディ・ガーブラント(×)対TJ・ディラショー(○)

UFC217(2017/11/4)でガーブラントはディラショーに2R TKO負けで王座陥落。これがキャリアを通して初黒星。

UFC227の再戦では前回より短い1R KO負けで返り討ちに。前回と同様にディラショーにダメージを与えるも、打撃の精度とリーチの差で被弾しだすとそのまま防御も回復もできないままパウンドアウトされてしまった。

 

王座陥落からダイレクトリマッチでリベンジ失敗の確率は8回中7回(約88%)で前王者は7連続で敗れているから、もう王者が変わったらダイレクトリマッチはやらない方がいい。

 

同じUFC227で僅差の判定で王座防衛記録がストップしたデメトリアス・ジョンソンもセルジオ・ペティス対ジュシー・フォルミーガの勝者と初顔合わせするとか、ドミニク・クルーズにリベンジするとか一旦他の有力選手と戦った方がよさそう。

 

・ソース

UFC王者一覧 - Wikipedia

List of UFC champions - Wikipedia

 ※Sherdogの記録まで調べるのは面倒臭かった…

 

レビュー:謎の中華IEM Yinyoo H5を試す

iPhoneにおけるMA650 Wirelessの音量でかすぎ問題の結果、やっぱり有線も必要という結果になり、遮音性も重視してIEM型のイヤホンを探すことに。

 

最近はユニバーサルでも色んなのが出ているし、qdc NeptuneなんかシングルBAでカッコいいデザインなのに¥33,000くらいと昔より少し手を出しやすくなっている。

 

そこでAmazonで販売価格を調べようとしたらこんなものを見つける。 

 

だいたい¥20,000で5BAとかもはやダンピングに思える値段設定でちょっと怪しい。

しかしGoogleで調べると下記のようなブログ記事を発見して意外と良物件に思えてきた。

 

bisonicr.ldblog.jp

 

ほぼ同型のMaGaosi K5とか3BAの姉妹モデルH3などあるが、K5に付属するBTケーブルよりも高品質なケーブルが付属している方がいいのと、どうせなら5BAにしようと思いH5を発注。

 

Amazonの倉庫から来る商品ではないので、1週間そこら時間がかかるのだが、到着予定が1/16〜1/21だったのに1/14にいきなり届いてビビる。

 

開封してまず外見から。(イヤーチップは社外品)

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色は無難めに紺青を選んだが、想像以上に仕上がりが綺麗で驚く。先ほどの記事だとロゴなし版が届いていたが、自分のはロゴあり版だったのでこっちの方が新しいバージョンらしい。本当はロゴなしの方がシンプルでいいんじゃないかと思っていたのだが、紺のフェイスに金文字ロゴは思ったより高級感が出ていい感じに見える。

 

ケーブルもクリアの銀メッキ銅線でシェルの色に合っているし、癖がなく取り回しが容易くて好感触。あとは緑化しなければ最高なのだが経過をみなければわからない。

 

本体とケーブルはMMCXコネクタで繋がるのだが、やや左右で硬さに差があり、右側の方が少し緩めで回りやすい。とはいえいきなり外れることもなく、実用上は特に問題は無い。

 

音に関してはBAユニットを5個ずつ積んでいるだけあって、iPhone8にLightningアダプターを付けた状態でApple Musicの圧縮音源を聴いても、1BAだとバックの音やコーラスがぐちゃっと混ざって聴こえている箇所が高い解像度でそれぞれ独立して聴こえる。高音も低音もよりクッキリとした輪郭がわかり、マルチBAの凄さを十分に発揮している。なおかつiPhoneのボリュームを2くらいにしても耳に入る情報量が多いのが素晴らしいポイント。

 

注意点としては、感度がかなり高いのでiPhone6sの直付けやLightningコネクタみたいなあまり大きくない出力でもホワイトノイズを拾いやすいところ。

 

いい音で聴きたいからとポタアンやハイレゾ対応プレーヤーを使いたいと思っても、できるだけホワイトノイズが出ない機種を選ぼうとすると選択が難しくなる。

 

・色んなイヤーチップを試す

付属品のイヤーチップは白い普通の形のものと半透明のダブルフランジの2種類。サイズはSMLが揃っているが、Lでも他社だとMくらいの大きさなので全体的に小さめに作られている。スペアを確保するのが難しいので他社製のチップも店頭で試して見ることに。写真は左から順にE type(L)、ハイブリッドイヤーピース(M)、付属ダブルフランジ(L)、付属シングルフランジ(L)。

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  1. 白チップ(付属品)
    ノズルからチップの先端までが他社製品と比べて短い。装着感は良いが、他より短い分遮音性はやや下がる気がする。
    音はクリアさ・解像度の高さ・低音の大きさのバランスがかなり良い。
  2. 半透明・ダブルフランジ(付属品)
    2段フランジになっているが、白チップと同じくらいノズルからチップの先端が短い。装着感は自分の耳だとフィットした状態にする調整がシビアで、歩いた衝撃などでズレたりコンビニの会計で外すと戻すのが苦労する。
    音は白チップよりクリアさと解像度は高く、高音がより綺麗に鳴らせる反面、楽曲によっては高音の刺さりがキツいので聴く曲を選ぶ。ポップスだと刺さりがキツく感じ、クラシックの方が向いている。
  3. final E type
    RHA MA650 Wirelessでは高音の刺さりの改善に役立ったが、H5の場合はマルチBAの高音の繊細さをスポイルしてしまう感じに。
    ボーカルがより出て聴き疲れしない音ではあるが、1BAみたいな音で何の為にマルチBAにしたんだっけ?という状態になる。
  4. 茶楽音人 SpinFit(シングルフランジ)
    final E typeと似た傾向で、ボーカル寄りで聴きやすいが繊細さとクリアさがやや失われる感じ。
  5. 茶楽音人 SpinFit(ダブルフランジ)
    遮音性は一番高い。シングルフランジとは逆に付属品のダブルフランジ以上にクリアで高音をはっきり聴けるが、高音は刺さりまくりなので曲を選ぶ。
  6. Sony ハイブリッドイヤーピース
    付属品の白チップに近い。こっちの方がやや長いので遮音性を追加した感じ。
    今回試聴した他社製チップでは解像度を維持しつつ一番バランスよく上から下まで音を鳴らせている印象。
  7. Sony コンフォートイヤーピース
    装着感や遮音性は高いが、type E以上にボワボワな籠った感じになってしまい、好みに合わなかった。

 

最終的にSonyのハイブリッドイヤーピースを常用に選ぶことに。値段も比較的安いし、売っている店が多いのも強い。

 

注文した時は「最悪の場合、2万近くをドブに捨てるかも」という覚悟もしていたが、いざ届いて使ってみると想像以上に綺麗な見た目に加えて音も値段以上のパフォーマンスを発揮するので、なかなかいい買い物だった。あとは故障とかしなければ最高と言えそう。

 

レビュー:RHA MA650 Wireless

・買うまでの経緯

 

iPhone8を買ってからはや数ヶ月。

前に使っていたiPhone6sとの一番の違いは「イヤホンジャックが無い」こと。

 

付属品のLightning-3.5mmイヤホンジャックアダプタを使っても今まで通りに音楽を聴けるけど、いい加減ワイヤレスイヤホンに手を出してもいい頃合いなのかと思うようになる。

 

条件は「AACが使える(iPhoneはApt-XやLDACが使えないので)」「電池は最低8時間、できれば10時間以上持つ」「予算は1万台前半まで」で探してみた。

 

そこでいくつか候補を挙げてみたのが「Apple Beats X」「Sony hear in 2 Wireless」「RHA MA650 Wireless」といったあたり。電池の持ち的にAirPodsみたいな完全独立型は手を出すのがまだ早いと判断。

 

試聴した印象と値段の兼ね合いは以下のような感じ。

 

  1. Beats X
    値段は¥14,500くらいでまあまあ。
    デザインはいつものBeatsといった感じでマットな質感の手触りが良い。音はかまぼこ系で悪くないがやや籠った感じがした。
    Appleのデバイスに特化してるからiPhoneMacBookへの接続はスムーズにできるみたい。
    バッテリーの持ちは8時間だからそこそこ。

  2. hear in 2 Wireless
    値段は¥17,000くらいでちょっと予算からオーバー。
    デザインはまあまあよさげだけど、プラパーツの継ぎ目がちょっと目立って質感は値段にしてはイマイチかも。
    音は3つの候補の中で一番バランスが取れていて低音から高音まで満遍なく鳴らしてくれる感じ。高音質なLDACにも対応してるがiPhoneだと持ち腐れ。
    バッテリーの持ちは8時間だからそこそこ。

  3. MA650 Wireless
    値段は¥12,000くらいでやや安め。上位モデルのMA750だと予算オーバー。
    デザインはマットな黒とメタルな銀の組み合わせで値段より高級感がある。
    音はややドンシャリだけどBTのワイヤレスにしては高音が綺麗に鳴る。
    バッテリーの持ちは12時間なのでかなり持つ。

 

結局かまぼこ系よりドンシャリの方が好みなのとバッテリーの持ちでMA650 Wirelessを選ぶことに。ちょっと安いし。

 

手持ちのiPhone8やMacBookもグレーなので黒と銀のカラーは結構似合う。この色合いはどんな色にも合わせやすいと思うけど。

 

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・実際に使ってみて

何日か使ってみると試聴では気づかなかったいくつかの問題点が浮き上がってくる。

 

  1. 高音が刺さる
    試聴した時は高音がクリアに聴こえて好印象だったものの、日常的に聴いてみると高音がキツい所謂「サ行が刺さる」場面に時々出くわす。例えばTrySailの「TAILWIND」なんか結構刺さってくる。

  2. 音量でかすぎ
    iPhone8とMA650に繋いだ状態で最低音量にしてもLightningアダプター+Westone UM Pro 10の組み合わせでボリューム3〜4くらいの音量があるので、比較的耳がセンシティブな午前中とかだと結構うるさく感じる。
    ついでにバッテリーレベルが20%以下に低下した時のアナウンスも結構大きいのでビビる。しかも使用状況で多少レベルが上下するからか何度もアナウンスを食らうことも。

  3. ホワイトノイズが大きい
    自宅など静かな環境だと「サー」と鳴るホワイトノイズが結構大きく感じる。
    ポップスやロックだとあまり目立たないが、クラシックでは音量が小さい箇所が多いとそこそこ目立ってくる。

  4. イヤーチップの感触
    何日か使っていると、なんだか右耳がやや痛い気がする。昔UEのイヤーチップでも同様の事があったが、RHAのイヤーチップがやや固めだからなのか。コンプライは音が籠りやすくなるのと汚れを拭き取りにくいからできればあまり使いたくない。

 

まず2.以外の対策としてイヤーチップをfinalの「E type」へ換装してみた。

パッケージの謳い文句は写真にある通り「高音ピークがイヤホン本来の設計値に移動し、刺さり減」と書いており、今回の事象にうってつけである。

 

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実際に換装して聴いてみると思ったよりも「サ行の刺さり」が低減して、ホワイトノイズもやや目立ちにくくなったように思える。Size Allで¥840なので、MA750にするには予算がちょっと…と思うような人はMA650にお好みのイヤーチップを合わせるのがコスパいいかも。

 

2.の問題はどうもiPhone固有の問題らしく、Googleで「iPhone Bluetooth 最低音量」などのキーワードで検索してみたところ、Androidなど他機種だともっと小さい音量で再生することもできるらしい。

根本的な対策はAppleにどうにかしてもらうしかないようだが、とりあえずの対症療法はクラシック、特にグールドとかピアノ曲が音量が小さいのでその辺で耳を慣らしてから他の曲も聴くといったところか。

 

とはいえ、毎日大音量で聴くと耳を悪くしそうなのでMA650 Wirelessは数日に一回くらいの頻度で使うようになり、有線も引き続き使うことになった。まだまだワイヤードの時代は続く。

 

問題点はいくつか挙げたものの、デザインはカッコいい、電池は持つ、音もBTワイヤレスイヤホンにしては上々でコスパの高い製品と言える。音量の問題はAppleのせいみたいだし、NFCによるペアリングもできるので恐らくAndroidスマホを使ってる人の方がフルに活用できるのではないかと思う。

 

 

サクラクエスト 間観光作報「会議の時間」アンケート勝者まとめ(第13回〜16回)

前回の続き。やっぱり第16回が最終回でした。

superblind.hatenablog.com

 

 サクラクエストが完結し、10月の新番組も始まり、間野山サミットも終わり、間観光作報の終盤はお題とアンケートにこだわらないスタイルの場合もあり、アンケート勝者をまとめる意味も割と薄い。一応途中まで書いてしまったし、最終回までの分も書いてみる。

 

  • 第13回
    議題:クイズまのやまにあ
    クイズの勝者:田中ちえ美
    アンケート結果:難しい

     アニメ本編の一部シーンを切り取って、隠された台詞や物が何だったかを答える記憶力が頼りのクイズ。ちなみに自分は2問目のおでん探偵の正式名称しかわからなかった。全5問の正解数は下記の通り。

    七瀬:2問 上田:1問 安済:0問 田中:3問 小松:0問
     傾向としては若手の方がよく覚えているという感じ。初メインキャラのちぇみーと初主役のあやサマーの意気込みが結果に現れたのかも。

     アンケートは簡単/難しいの二択で難しいが圧勝。今回のアンケートの結果がインストアイベントや間野山サミットに反映されたらしい。

  • 第14回
    議題:間サミどう会議!! 第2回
    勝者:上田麗奈(四ノ宮しおりのだんないよ)

     前回の間サミどう会議で1回目と言っていたものの、もしかしたら2回目とか無いんじゃないかと思っていたら、ここで2回目をやってくれた。

     間観光作報のレギュラーコーナーやイベントで行われたコーナーから間野山サミットで何をやるか各キャストがプレゼンしていく。

     あやサマー:わた台、ちかペ:おでん探偵ゲーム、うえしゃま:四ノ宮しおりのだんないよ、みかこし:IT(意識高い)ワードでトーク、ちぇみー:まのやまにあ というラインナップ。

     アンケートの結果はうえしゃまのだんないよが僅差でトップに(2位はわた台)なる。ちぇみーがイベントでやったまのやまにあで逆転負けを食らったリベンジを猛アピールするも、アンケートのトップにはならず。間サミどう会議は2回ともうえしゃまがトップとなった。

     今回のアンケート結果を踏まえて、間野山サミットでは午前にだんないよ/まのやまにあ、午後におでん探偵/わた台という組み合わせでコーナーを行うことになった。

  • 第15回
    議題:特別企画・私たちキャスト5人が選ぶベストシーン
    勝者:無し

     最終回直前ということで、第1話〜24話のベストシーンを各キャストが一つずつ選んでいく。気になるワードはあったもののアンケートは無し。

     改めてよかったシーンを振り返ると、2クールかけてじっくり進めるからこそキャラクターの内面と成長を見れる作品に仕上がっているとわかる。

     自分がベストシーンを選ぶなら、やっぱり教授の回かな。予想以上に先のことを読んでうまい具合に由乃たちを巻き込み、ひと騒動起こしつつも誰も損をしないように街のためになるものを残す姿は、去り際を含めてカッコいい爺さんって感じですごくよかった。

     教授は早苗に対して蕨矢集落のIT化を示唆したり、クーデターの真意を最初に伝えたりと何かと目をかけていたし、テレビで5人を知った時点でプロフィールを調べて早苗を後継者にする気満々だったのではないかと思える。

  • 第16回
    議題①:思い出に残る間観光作報の名シーン
    勝者:上田麗奈(チュパ様ゲームのちゅう❤️)

     なんと公式で「会議の時間」のアンケート結果をまとめてくれている。この記事を書いていたのは無駄骨となってしまったが、どうせ趣味で書いているんだしまあいいか。

     各キャストが選んだ名シーンは次の通り。うえしゃま:チュパ様ゲームのちゅう❤️、みかこし:間観光作報番宣CM収録、ちかペ:田中のくつ下、ちぇみー:田中誕生。、あやサマー:あだ名が決まったとき!

     アンケートはうえしゃまが圧勝で、いかにあのキスシーンが視聴者にインパクトを残したかがよくわかる。考えてみるとちかペって女子にモテる女子のステレオタイプにわりかし合っている気がする。

    議題②:わた台下半期ベスト3の発表
    勝者:七瀬彩夏(様をつけろ!この一般庶民が!!)

     わた台の下半期(第9回〜第14回)から各キャストがベスト3を選んで、それぞれの1位からアンケートでベストを選ぶ。「会議の時間」でなくわた台の話ではあったが、アンケートを取っているのでこちらも追加で。

     本編と全然関係しないBLやギャンブルネタも度々登場し、数々の名シーンをギャグに作り変えたわた台で下半期ベストに選ばれたのは、あやサマーが選んだ「様をつけろ!この一般庶民が!!」のネタ。

     可愛い感じで暴君並みの言い方をするギャップが多くの視聴者にウケてアンケートのトップに。いい娘がすごい悪いことを言う破壊力を公式で楽しめる、わた台の楽しさを象徴するシーンと言ってもいいのかも。

 

 終盤は会議っぽくない内容が続いたが、最終的な勝利数をカウントすると…

七瀬:3勝

上田:5勝

安済:3勝

田中:3勝

小松:3勝


 うまい具合に勝ち星が分散して横並びのなか、うえしゃまが抜け出して最多勝となり会議の時間王(?)の栄誉(?)を勝ち取った。サタンの力は強かった。

 

 2クール以上にわたりニコ生を隔週でやり、スーツ姿だったり生アフレコをやったり色々と実験的要素も多かった間観光作報もついに完結。毎度めっちゃ笑ったけど、最後はちぇみーのコメントにもらい泣きしたり、中の人も応援したくなるいい番組だった。

 

ジョージ・オーウェルとブリティッシュ・レイランド

少し前にジョージ・オーウェルの「1984年」を読んで、死ぬほど面白かったので「動物農場」や評論などオーウェルの著作を読み漁ってた時期があった。

 

オーウェルの評論は宗主国の人間の立場で植民地支配を批判した「象を撃つ」、ヒトラーとその著作について書いた「書評・我が闘争」、メシマズ大国イギリスの料理は本当は美味しいんだよと釈明する「イギリス料理の弁護」など結構いろんなジャンルの事を書いている。

 

1984年」や「動物農場」は思いっきりスターリニズムを批判するような内容で、当時のソ連では発禁処分を食らったり、「カタロニア讃歌」では「ファシストには勝たなくてはならない」と語ったり、「動物農場」の序文ではソビエト共産党の顔色ばかり伺って自主検閲を行おうとしている知識人たちを批判していたりと、自身の政治的な立場はかなり明確にしていた。

 

では、そのオーウェルの目指す社会とはどんなものか。

 

  • 基幹産業の国有化
  • 所得制限
  • インドを自治領にし、大英帝国からの脱退権を認める

 

などがある。オーウェルは民主的な社会主義(≠共産主義)を目指しており、資本主義にも結構な批判を食らわせている。詳しくはちくまライブラリーのオーウェル評論集(4)などに収録されている「ライオンと一角獣」に書かれている。

 

そこで、自分の数少ない知識と記憶よりイギリスの国有企業で思い出すものと言えば…

 

そう、ブリティッシュ・レイランド

 

かつてBBCのTopgear(三バカ時代)でジェレミー、リチャード、ジェームズに散々「仕事より焚き火が得意」とかイギリス自動車産業黒歴史としてネタにされ、その象徴として「モーリス・マリーナ」が何度もケアレス航空のピアノ爆撃で壊されたあのメーカー。

 

評論を読んだ時には「オーウェル先生、国有化した結果がこれだよ!」と思ってしまった。(ブリティッシュ・レイランドができたのはオーウェルの没後)

 

Topgearでブリティッシュ・レイランドをネタにされた話は今でもYoutubeで(英語版だけど)見れる。日本語版はチャレンジ企画をまとめたDVDが出ている。

www.youtube.com

 

 まあ、オーウェル先生の場合、あの世で「モスクワの奴らに唆された連中が集まるとこうなるんだよ」とでも言うかもしれない。

 

ちなみにブリティッシュ・レイランドのその後の顛末をWikipediaで確認してみると…

ブリティッシュ・レイランド - Wikipedia

 

ブリティッシュ・レイランドで扱っていたブランドは

  • ジャガー、ローバー、ランドローバーなど→タタ(インド)
  • MG、モーリス、オースチンなど→南京汽車(中国)
  • ミニなど→BMW(ドイツ)

といった具合に海外メーカーの手に渡ってイギリスの自動車産業はボロボロになっており、恐ろしい話である。ロータスもアジアの企業の傘下だしイギリス資本の自動車メーカーとして現存するのはアストンマーチンくらい?ここもダイムラーあたりの資本が入っていた気がするけど。

 

書いていて結局なんの話だったかわからなくなったが、オーウェルの話は面白いので「1984年」以外の著作もめっちゃ面白いし、勉強になる。ディケンズの話なんかはさっぱりわからなかったけど…

 

サクラクエスト 間観光作報「会議の時間」アンケート勝者まとめ(第7回〜12回)

superblind.hatenablog.com

前回のまとめ(制作発表〜第6回)より、続きを第7回〜12回まで。

 

  • 第7回
    議題:C級グルメ間観光杯
    勝者:小松未可子赤福揚げ餃子)

    アニメ本編のC級グルメのレシピを考えた話から、キャスト5人が自分の出身地の名産品などを使ったC級グルメを考える。

    ぬるキャラ回の時もそうだったが、筆ペンを使ってモノクロで描くうえしゃまとフルカラーで仕上げるあやサマーが対照的な画風で見ていて面白い。

    ちぇみーが「終わったら裏で話しようか?」という気になるワードを、みかこしやちかペのお膳立てから「裏で電話」と言い違えてボツを食らうまさかの爆笑の展開に。ここまで丁寧なトスを見事に外すシーンはなかなか見ない。

    票がばらけつつもレシピつきで手堅く美味しそうなみかこしの案が僅差でアンケートのトップになる。

  • 第8回
    議題:地元のご当地ツアーを考えてみた
    勝者:小松未可子(👏✌️○MIE👀ツアー)

    自分の地元をツアーで観光するとしたら?という議題。
    ナガシマスパーランド、モクモク手づくりファーム、なばなの里と三重県を巡る旅程でパンツやお尻や脚を見れることを強調するフェチな内容が視聴者に響く。

    ちかペが頑張って賑やかすも若手3人が引き気味で、芸人と清純派の境界線を見ているかのよう。

    👏✌️○👀(パンツ丸見え)というギャグを引っ張り出してくるあたり、さすが昭和生まれ。

  • 第9回
    議題:チュパ様ゲームは面白いのか?
    結果:セーフ

    アニメ本編で婚活ツアーのイベント案にあったチュパ様ゲーム(王様ゲーム)を実際にやってみるという企画。面白いのか?という議題に対し、アンケートは何故かアウトとセーフの二択。

    冒頭でちかペが「あるんじゃない?チュッチュ的な?」とフラグを立てておいて、面白さを気にしだしたあやサマーの命令でうえしゃまの手にキスをするという見事な回収っぷりを見せる。これ以降ちかペはお笑い担当に加えてセクハラ担当も兼ねつつある。

    放送が止まる事故がなければ番組アンケートは凄い高評価になっていそうだったので、非常に惜しい結果となった。

  • 第10回
    議題:サクラクエストBlu-ray&DVD Vol.1の即売会を応援しよう会議
    勝者:田中ちえ美(カブを持っているポーズ)

    ニコ生が終わった後に撮影する即売会の応援パネルのポーズを、スタッフが考えた案からキャスト5人がプレゼンして決める。23時過ぎに撮影とか何気にハードな現場。

    ちぇみーが劇中に出てきた間野山の特産品のカブにちなんで「カブを持っているポーズ」を、スーパーや生協でよく見る生産者の写真風ポーズが笑いを誘い、アンケートに勝利。

    実際の写真はこんな感じなんで、どちらかといえば絵本の「おおきなかぶ」を思い浮かべる。

     

    個人的にツボだったのはあやサマーがショムニっぽいポーズをとるために脚立を持とうとする時、ちかペがあやサマーの細さを「ローキック一発」と評した部分。Googleイメージ検索で写真を見ても確かにすごく軽くて細そう。

  • 第11回
    議題:印象に残っているお祭り
    勝者:上田麗奈(公園の隅で人生相談)

    本来は10月のイベントで何をやるかを考えていくうえで、行った事があったりテレビで見たお祭りを紹介する議題だったのだが、題意を読み違えたちかペとうえしゃまが近所のお祭りの個人的なエピソードを披露するアクシデントを起こす。

    しかし、うえしゃまがお祭りのお手伝いで一緒になった奥さんから受けた人生相談のインパクトが強かったのでアンケートに勝利する。

    イベントで人生相談は実現するのだろうか?

  • 第12回
    議題:間サミどう会議!! 第1回
    勝者:上田麗奈(酒盛り)

    間野山サミットinディファ有明で何をどうするか会議を略してこの議題。10月のイベントで何をするか考える会議。略称はともかく久々に会議らしい議題な気がする。

    うえしゃまが2つ用意した案(朗読劇と酒盛り)がそれぞれちかペ(ろうどく)とちぇみー(えんかい)と重複するまさかのモロ被り。しかし、ネタ被りを物ともせずうえしゃまの酒盛りが圧勝する。

    ちぇみーのえんかいと合わせて過半数なので、視聴者の多くは酒を飲んで乱れるキャスト達を見てみたいということか。 確かに見てみたいかも。

 

ここまでの勝利数をカウントすると…

七瀬:2勝

上田:3勝

安済:3勝

田中:2勝

小松:3勝

意外なことに勝利数がほぼ横並びでびっくり。トークで目立つみかこしとちかペがもっと勝っていると思っていた。

 

Wikipediaでプロフィールを見る限り、ちぇみーはラジオやニコ生のレギュラー出演は初めてと思われるので大殊勲の結果と言っていいと思う。

ところで、公式ページからSpecialのページを見ると間観光作報の予定が2017/9/27の第16回までしかないから、この第16回が最終回なのだろうか?